エクセルでデータを分割したい！そんな時は「区切り位置」機能を使おう

こんなお悩みを解決します。

「機器や装置から手に入れた測定データを整理しようと思ったら，データが横一列になっていて，グラフが描けない。」こんな経験があると思います。そんな時は，エクセルの「区切り位置」機能を使うと解決できます。

本記事では，エクセルの「区切り位置」機能についてわかりやすく解説していきます。

エクセルの「区切り位置」機能とは？

実験で測定したデータをグラフ化しなければいけない場面はたくさんあります。多くの場合，USBに保存し，それをPCに取り込み，エクセルで開いて，よしグラフを描こう！，，，と思ったのに，データが同じセルに詰め込まれていてこのままではグラフが描けない。。。という経験はあるのではないでしょうか？

まさか，一個一個データを分割してないですよね？

ここで活躍するのは，エクセルの「区切り位置」機能です。これは，①スペース，②カンマ，③コロン，④セミコロン，⑤任意の記号で区切られたデータを別々のセルに分割できる機能です。

データが数千などというレベルになると，効果抜群です。

これからデータを分割する方法をご説明します。

エクセルでデータを分割する（分ける）方法

データがスペースで区切られている場合

このようなデータがあるとして，説明を進めていきます。

step.1 分割したいデータを全指定する。「データ」→「区切り位置」を選択。

step.2 今回は，スペースで区切られているデータなので，下の方にチェックをつけ，「次へ」を押下。

step.3 プレビュー画面に区切り線が記されていることが確認できる。「次へ」を押下。

ここで，分割線が現れない場合は，手動で区切り線を加えることもできます。また，区切り線の移動，削除もできます。ドラッグで移動，ダブルクリックで削除，ワンクリックで追加です。

step.4 「表示先」に分割後のデータをどこのセルに貼り付けるかが表示される。「完了」を押下。

デフォルトでは，分割する前のデータの右隣に貼り付けられる。

step.5 これで，無事に分割されました。

データが文字（記号）で分割されている場合

step.1 スペースの時と同様に，分割したいデータを選択して「データ」→「区切り位置」を選択。今度は，写真のように上の方を選択する。

step.2 ここで，区切りに使われている文字（記号）を選択する。

後述しますが，もしない場合は，「その他」にその文字を打ち込みましょう。

step.3 区切られているか確認しましょう。「完了」を押す。

step.4 分割完了！

区切り文字がチェック欄にない場合

例えば，写真のように「@」の場合。

step.+α 「その他」にその区切り文字を入力すれば，同様に区切ることができます。