実験レポート

実験レポートの目的と結論の書き方

-実験レポート
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こんな方におすすめ

  • 実験レポートの目的の書き方がわからない方
  • 実験レポートの結論の書き方がわからない方
  • 目的と結論をうまく対応させられない方

本記事の内容

  • 結論⇒目的の順に書く
  • 結論を書く
  • 目的を書く

実験レポートの初めの方に書く目的と最後の方に書く結論。これらはきちんと対応している必要があります。しかし,対応のさせ方を知らないとうまく書けません。

本記事を読めば,目的と結論の対応付けが理解でき,スラスラと書けるようになります。

結論⇒目的の順に書く

みなさんは目的と結論はどちらを先に書いていますか?

「レポートの順序的に目的を書いてから結論の順番でしょ?」と考えている方が多いと思います。

しかし,目的→結論の順でレポートを書いてしまうと,目的と結論の対応がずれてしまいます。レポートを効率的に書くためには目的と結論は

結論 ⇒ 目的

の順で書くように心がけましょう。これには理由があります。

そもそも結論は実験の目的に対する答えを記述すると決まっているからです。すごく端的に言うと,目的で「ばね定数を測定するため」と宣言したら,結論で「ばね定数は〇〇だった」と記述する必要があります。

目的と言っているくらいですから,その目的が結局どうなったのかを結論で答える必要があるのです。

学生実験の性質を踏まえると,学生実験で得られる結果というのはもうすでに決まっています。そのため,まずは実験結果を整理し,結論を考えて,それに対応した目的を設定した方が整合性が取りやすいということです。

Tomosan

では具体的な書き方について解説していきます!

結論を書く

まず結論を書くわけですが,どうやって結論を書けばいいでしょうか。

step
1
結果を確認し,紙に書き出す

まずは得られた結果を確認してみましょう。そして,どんな結果が得られたのか一度紙に書き出してみましょう。箇条書きで構いません。

step
2
結果をまとめる

そして,箇条書きされた結果の中から,まとめられることはまとめてみます。別の視点・角度から得られた結果でも本質的に言っていることは同じであったり,少し計算したらこの関係とこの関係は同じことを言っていたり,そういうものです。

まとめたら,そのまとめたものも箇条書きにしておきます。この際,1,2個にまとめてみてください。

step
3
まとめられない場合は,ピックアップする

もし,まとめられない場合は,必要以上にまとめなくてOKです。どうするかというと,得られた結果から結論にしたいものだけを1,2個ピックアップしましょう。ポイントとしては,できるだけその実験の本質を突いた結果を選択することです。

学生実験では,学生側に理解してほしいがためだけに盛り込まれた実験過程などもあり,少し本質から外れた内容が入っている可能性もあるからです。

Tomosan

レポートに結論を書く際には,「~ということが明らかになった」や「~ということがわかった」と締めくくるといいでしょう。

目的を書く

結論が書けたら,次は目的に移りましょう。ただし,結論が書けたらもう目的もかけたも同然です。目的は結論と対応させればいいだけですから,結論で「〇〇が明らかになった」とあれば,目的は「〇〇を明らかにするため」でいいんです。very easyですよね!

結論:「ばね定数が4 N/mmと求められた」

目的:「ばね定数の値を求める(算出する)ため」

まとめ~結論さえ仕留めればあとは楽勝!~

目的と結論の書き方を説明してきました。ポイントをまとめてみましょう。

ポイント

  • 結論 ⇒ 目的の順で書く
  • 結論は,結果をまとめる or ピックアップする
  • 結論にそのまま対応するように目的を書くだけ

でした!

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