こんな方におすすめ
- ワードで数式を使う方法を知りたい方
- 数式の記号や文字を効率よく入力したい方
- 数式の挿入の仕方
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 数式の挿入方法
- 覚えておくべき数式のコマンド
- 数式で使える便利技
学生実験のレポートで必ずといっていいほど登場する数式。
ゆえに,入力に時間がかかり,うんざりしている人も多いと思います。
そこで,本記事では,実験レポートでよく使う数式コマンドをまとめてみたので参考にしてください。
印刷して壁に貼って覚えるのがいいと思います!
数式の挿入の仕方
ワードで数式を挿入するには「Shift + Alt + =」というショートカットキーが使えます。
その他のショートカットキーについては以下の記事で紹介しています。
レポート作成時に役立つ便利なショートカットキー一覧
続きを見る
覚えておくべき数式のコマンド
以下に,実験レポートで頻繁に使う数式コマンドをまとめてみました。
思いつく限り挙げたつもりですが,抜けているものに気づき次第,更新します!
記号・文字 | コマンド | |
---|---|---|
文字位置 | 上付き文字 | ^@ |
下付き文字 | _@ | |
文字の上部 | \above@@ | |
文字の下部 | \below@@ | |
ギリシャ文字 | α | \alpha |
β | \beta | |
γ | \gamma | |
δ | \delta | |
Δ | \Delta | |
ε | \varepsilon | |
θ | \theta | |
Θ | \Theta | |
κ | \kappa | |
λ | \lambda | |
μ | \mu | |
ν | \nu | |
π | \pi | |
ρ | \rho | |
σ | \sigma | |
τ | \tau | |
φ | \phi | |
Φ | \Phi | |
Ψ | \psi | |
ω | \omega | |
Ω | \Omega | |
構造 | 分数 | /@ |
ルート(根号)√ | \sqrt@ | |
積分∫ | \int@ | |
総和Σ | \sum@ | |
exp関数 | exp@ | |
log(常用対数) | log@ | |
ln(自然対数) | ln@ | |
lim | lim@ | |
sin | sin@ | |
cos | cos@ | |
tan | tan@ | |
記号 | ∂ | \partial |
∴ | \therefore | |
∵ | \becasue | |
± | \pm , +- | |
∞ | \infty | |
× | \times | |
≤ | <= | |
≡ | \equv | |
℃ | \degc | |
° | \degree | |
→ | \-> | |
⇔ | \Leftrightarrow | |
・ | \bullet | |
… | \cdots |
windows版です
数式で使える便利技
- 等号揃え
- 式番号
等号揃え
この式の「=」をそろえていこうと思います。ワードの古いバージョンだと改行する際に,「Shift + Enter」でなくてはいけませんでしたが,少なくとも2019年バージョンでは,「Enter」だけでも等号揃えできることが確認できています。(「Shift + Enter」はグループ化の意味です。)
次に,等号揃えしたい部分を範囲指定します。
右クリックで,「等号揃え」を選択します。
揃いました!
式番号
このBraggの式の右端に式番号をつけることを考えていきます。
式の最後に「#」を入力します。今回は,「(1)」と入力することを考えて,「#(1)」と入力しました。「①」と入力したければ,「#①」と入力します。式の最後と#の間にスペースを入れましょう。
入力できたら,Enterを押しましょう。これで式番号が付きました。
まとめ
今回は,ワードの数式エディタのコマンドと便利技について解説してきました。
実験レポートで必ず使うコマンドばかりなので,ぜひ覚えていただき効率よくレポートを終わらせてください!